| 2012年02月06日 |
エリゼ宮の食卓

その饗宴と美食外交の副題がある西川恵著「エリゼ宮の食卓」は時間があると料理メニューをみて楽しんでいる。
エリゼ宮の料理メニューのお品書き料理は五行、飲み物は三行と決まっており。ポンピドー大統領の時、エリゼ宮の厨房に招き入れられたルセルポー氏がメニューのコンセプトを確立したそうです。
前菜、主菜、つけあわせ、それにチーズとデザートとしたのはエリゼ宮の饗宴の豪華さを品数で決めるのでなく、シンプルだが、真に洗練された内容で示すべきだとの考え方が基本にあったからと書いています。ミッテラン大統領が国賓待遇で初訪日した1982年4月15日の宮中晩餐会の料理。
清羹(スッポンのスープ)
甘鯛の酒蒸し
燻製若鶏冷製
羊肉あぶり焼き
サラダ
冷菓(富士山をかたどったアイスクリーム)
後段(デザート・メロン・イチゴ)
前菜、主菜がそれぞれ二品、デザートも二品
シンプルな日本での宮中晩餐会のメニューと比べてもエリゼ宮はシンプルであり計算され、そこに思想・哲学があると書いています。白と赤のワインを味合うために前菜は白に合う料理、主菜には赤にふさわしい肉料理にするそうです。
味わい深い本です。
りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」
創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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| 2012年02月02日 |
ブラックストーン

ブラックストーン デビッド・キャリー&ジョン・E・モリス著を読む。1982年のLBO手法の流れからその3年後M&Aの経験もなく、ファンドも立ち上がってない状況下でシュワルツマンとピーターソンの2人の創業者が必要に迫られて考え出された稼げるさまざまなアドバイザリー業務、投資ファンドの組み合わせを編み出し成功して25年近くなる記載が面白い。
もうひとつの資本市場をつくたこと、そして今後10年のあいだにこの業界で最大の関心事が後継者問題との指摘がなるほど推薦の一冊。
今年の米国大統領選挙に出馬している共和党のロムニー氏はプライベート・エクイティー業界の出身、彼が手懸けたファンドが雇用をどの位増やしたかの議論をみるにつけ、ハゲタカと見られるのか米国民の議論に注目するとこです。
りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」
創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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| 2012年02月01日 |
イノシシ案件

だいぶ昔の事。
高知の食品卸会社からの依頼で百年を超える歴史のある名門会社を買収するM&Aを手懸けた。
部下で担当したのは現在、政局を離れ、海外で充電中のT元参議院議員。同族会社で最初のプレゼンで買収に対して意見が真っ二つに分かれたが、狂瀾を既倒に廻らし無事案件がクロージングした。案件の打合せの後、いつも担当専務が近くの食堂での話が一番の楽しみだった。
趣味人の専務は海釣り、季節解禁日にはイノシシ狩りなどする。その時聞いた話。
「宇都宮さん、高知新聞に載っていたんだが、イノシシ狩りに出かけた腕の立つ猟師が海の崖ぷちまで鉄砲をかまえそろりそろりとイノシシを追い詰めた。あいては大物のイノシシ。鍋にすればたいそうな人に振舞えられる。イノシシも撃たれまえと猟師の目をじっと睨みつける。そして、イノシシが後ろを見ると岸壁と青い海。そうとうの高さだ。ふつうであれば間違いなくしとめられる。イノシシは躊躇したが、猟師の引き金に指がかかる前に、突然、海に身を投じた。」
「宇都宮さん、それからどうなったと思う?」と専務。
「高知新聞には続きが書いてあり、海に飛び込んだイノシシは今度は漁師さんの網にかかり船に引き上げられ、漁師さんが大喜びで家に持ち帰ったそうな」
「イノシシの所有権が猟師か漁師かで揉めていると書いてある」と大笑いで話された。
美味い牡蠣の釜飯をいただきながら先ほどまでの厳しく、息の詰まる買収条件交渉とは打って変り、みんなこの話に爆笑した。
羽田まで帰るフライト時間がせまっており、待たせたタクシーに飛び乗った。その後、時間があったら聞こう聞こうと思いつつ、案件が無事終了した為、聞かずじまいでもう20年近くになる。
専務はいまも数千億の会社の会長となって君臨しているが、このイノシシ狩りの猟師さんはたぶん趣味人の専務だと僕は確信している。あまりにも大物のイノシシの描写がリアルすぎる。好い想いでのイノシシ案件かもしれないが未解決のままが良いのかもしれない。
りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」
創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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| 2012年01月31日 |
日本の洋画界70年 画家と画商の物語

宇都宮さん、これを差し上げますと日動画廊から戴いた本が
日本の洋画界七十年(画家と画商の物語)瀧悌三著 日動画廊編。
創業者の長谷川仁氏は笠間の出身だが、読みだしてみると創業者の人生論と生き方に、ぐいぐいと引かれていく自分がそこにいる。
膨大な資料もあり昭和洋画史の集大成と書かれているが、そのように思う。
暫し、読む事にする。
りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」
創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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| 2012年01月30日 |
文化のための追求権

M&Aの仕事柄、著作権、特許権などそれなりにかかわってきたが、小川明子著「文化のための追求権」を読んで、作家保護の立場を考えさせられた。推薦の一冊です。
りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」
創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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