20世紀イタリアを代表する画家。静物と風景を描いた。74年の生涯を独身で、妹達、両親と生まれ故郷のボローニャで過ごした。長身で、故郷を離れたのは人生で一回だけ。F5位の本当に小さな作品「風景」(エリス・フェリ・コレクション所蔵)が大好きにな作品。入江観さんから「宇都宮さん、是非観とくべき画家」と紹介されなければ、生涯出会なかった画家。日本では去年、17年ぶり三度目の展覧会だったが次回、いつ開催されるか分からないが、来たら是非みたい画家。

洲崎海岸

吉武弘樹さんから年賀を頂いた。彼の描くアルパカでなく、干支の鶏だった。昨年はルソーの絵画を見にロンドンとNYに行かれたそうだ。

僕が彼の絵画を初めて知ったのは日動画廊。51回の昭和会の賞を取った「未来の計画」。アルパカ、都市、ヘリコプターが象を運ぶ絵画、いっぺんに大好きになった。ルソーを連想した。彼はメールで「私は作品の中でよく緑色を使うのですが、ルソーの絵の、特に暗い緑色の使い方は効果的でとても勉強になります。また、ルソー独特のデフォルメされた描き方や空間的で非現実的な世界観も興味深くみています。

フェルメールは本当に光の扱い方がきれいで、作品を構成している赤・青・黄色の原色の使い方が何度観ても感動してしまいます」

フェルメール、ルソー僕が好きな画家が共通項なのだから吉武弘樹さんの作品が好きなのも道理。深く、大きく成長して欲しい。

吉武弘樹

吉武弘樹 年賀