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2020.08.07
五分一の愛
学生時代、西早稲田界隈に下宿を移す仲間が集まった。下宿先の下に神田川が流れる当時、風呂屋の煙突がまだあった。親友Sが僕の部屋に置き忘れた音楽雑誌を取りに行くと午後の授業のあと・・・学生はみんないなくなり僕の下宿先の前にある熊本出身の人が経営する6人入るといっぱいの鰻床みたいなおでん屋に銭湯がえりのカタコト石鹼の入った桶を置き夏の夕方、冷たいビールを飲みながら、彼が忘れた音楽雑誌を何気なく見るとそこには柳家金語楼のことが書かれていた。息子の山下敬二郎(ロカビリー歌手)がオヤジの葬式で垣間見た風景を書いていた。
5人の品のいい年配の女性が仲良く故人を偲んで話をしている。みんな柳家金語楼の女性。生前、破格のギャラを毎月入ると、毎月、順次女性宅に行き、すべて丸投げにギャラを渡すのだそうな。受け取った女性は他の4人の女性に自分も入れ皆均等に届けたそうな。
政治家、芸能界みな世知辛い時代というなかれ。昔も今もみな同じ。金にも愛にも皆その人そのものだ。
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