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2021.02.12
吉武弘樹 未来の計画
洋画壇の登竜門、第51回昭和会賞授賞作品。吉武弘樹「未来の計画」アクリル50号
銀座交詢社にある企業訪問を終えて、時間があるからなんとなく久方ぶりに銀座日動画廊にはいろうとすると、この絵画がいきなり僕の眼に飛び込んできた。当日からこの作品「未来の計画」をお披露目、売り出そうとしていたところ。一歩、一歩、近くなり、僕自身が未来の計画に入りこんでしまった感覚。これに赤札をつけてくださいと。描かれている禁断の園を飛びだしたアダムとイブ、未来を指さしている2人。吉武弘樹さんと同じく、久留米出身の天才画家青木繫は芸大時代、上野図書館で神話を深く読み解き、絵画の構想を練っている時間が多かった。久留米、青木繁のDNAは脈々と吉武弘樹さんに受け継がれている。後日聞くと昭和会の錚々たる審査委員の満場一致で推薦された作品。名品。

未来の計画:吉武弘樹
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