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2021.03.25
新月 吉田博
2016年に開催された生誕140年吉田博展。そして没後70年吉田博展。たぶん5年前吉田博展を観て、新月(東京国立近代美術館所蔵)朝霧(福留太郎コレクション)の二作品にもういちどで会える。新月は僕自身の評価でも最高の作品。最初から心打たれた。今回は前半と後半で展示が違っており会えずじまい。量子テレポーテーションで2月に戻りたいと地団太を踏む。薩摩藩の黒田清輝の派閥がフランスに大挙国費で留学する中で、弱小久留米藩の武家の血をひく吉田博。同時代ながら彼はアメリカに23歳で乗り込み名を広めた。間違いなく、日本の画家で海外に通じるのは黒田清輝より吉田博。ダイアナ妃がクレジットで購入し執務室に飾り、フロイトが愛した吉田博。デッサン帳の展示をみればそのデッサン力は抜きん出ている。朝霧、ヴェニスの運河(個人蔵)を堪能。キャバレー王の福留太郎の美意識はやはり抜きん出ている。次回吉田博回顧展はたぶん5年後。コロナが完全に終息後観ることに。
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吉田博図録
千葉市美術館で開催された吉田博生誕140年図録
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