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2021.05.14
「美」に生かされて 長谷川智恵子
数年前、私がモデルとなった作品がたくさんあり、講談社から「C婦人の肖像画」という本を出版した。ポップアートの旗手アンディ・ウォホールが東京にやってきた。昭和50年のことである。その折に、アンディが私を描いた3作品の中から一点、赤い作品を選んだ。残り2点は東京富士美術館が購入したことが「買い損なった作品」のことを新聞のコラムに書き、それを読んだ東京富士美術館の館長からその作品はアメリカから購入したと連絡を頂き存在を知った。その折に、館長のご好意で三作品を並べてみた。三作品で一作であるとあらためて思った。返す返すも残念なことをしたと自分の不明を恥じた。
ひろしま美術館に渡ったロビンソンのコレクションが縁で描かれたアンディの肖像画の連作は離れ離れになっているが、私にとっては一点でも宝物である。(長谷川智恵子著:「美」に生かされて)
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