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2022.03.31

浴槽の蓋に使われていた絵画（ヤン・ファン・ホイエン）

1200点以上が現存するオランダの風景画家。ヤン・ファン・ホイエン。楕円形の絵画、正確な描写でなく調和的な雰囲気のタッチ。金山平三の「下諏訪のリンク」を連想した。冬の川景色に引き込まれた。この作品は第二次世界大戦後に行方不明になったが、ドレスデン国立古典絵画館に1974年に返還された。その間、古物商の未亡人が価値のあるもの、戦争逸失物とは知らず、楕円形のこの絵画を浴槽の蓋に使っていた。浴槽の蓋に使われていたヤン・ファン・ホイエンの350年前に描かれたこの絵画は強運。一変に好きになった。