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チャーチルが愛した日本
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             撮影:宇都宮徳治
週末は読書。
チャーチルが愛した日本」関栄次著、PHP新書を読む。イギリスを2度の世界大戦の危機からすくった名宰相ウィンストン・チャーチルの母親、ジェニー婦人は、明治27年(1894年)世界一周の旅行の途中、日本に寄り、当時の美しい日本の印象を旅行記に記す。日本に対しての深い理解と好意は息子に強い印象を与えた。
当時の箱根・東京・日光・京都の旅も記されていますが、日光の神橋を賞賛しつつも、その一端にあるけばけばしい電灯が目障り。
帝国ホテルに泊まり大きなバッタなどあらゆる種類の昆虫が窓から侵入の記事など約110年前の状況がわかり風物詩としても興味深く読みました。
しかしこの本は元外交官の関栄次氏が書いただけあり、1970年代当時の日本の防衛庁がチャーチルの戦略と戦争指導について研究したところ、連合国の勝因はチャーチル、ルーズベルトの卓越した資質と指摘。
確固とした必勝の信念と透徹した先見性を持ち、世界戦略にたちお互いに協力し、政治指導者としての地位権力の立場から軍の首脳と腹蔵なく協議しつつ、政戦両略の一体化をなしとげたということであった。(本文最後より)
あらためて、失意のどん底時代の記載もあり、学生時代に読んだチャーチル像とはまた違った感慨を抱くのも、僕の年のせいかと、帝国ホテルアクアでお茶を飲みながら思わず考えてしまいました。
%E3%83%AD%E3%82%B4.jpg     りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」     
                   創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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