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イノテック創生・成長物語2
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イノテックは吉田社長(当時)、臼田専務(当時)ら7人が東京エレクトロンの公開で成功したが、経営陣の意見の対立から当時、伊藤忠商事でメディア・通信事業部にいた緒方さんに相談を持ち込まれたそうです。半導体事業は変動率が高く、銀行の与信がつかず、伊藤忠の与信でIPOしファイナンスがついた。吉田社長以下全員膨大な創業者利益を得ましたが、緒方さんはわずか1千か2千株しか持たなかった。これは、当時の役員が公開前、持てば必ず儲かる未公開株を、緒方さんは頑として受け付けず、プロデューサーに徹したという事です。(これは当時吉田社長、臼田専務から直接僕が聞いた話です)
これでいっぺんに緒方さんが好きになりました。
「宇都宮さん!これからテニスコートに案内するよ」と緒方さん。案内されたのがイノテック本社ビルの中にある室内テニスコート。
「吉田は夫婦でテニスをするのだが、シリコンバレーなど海外からの顧客接待にいちいちテニスコートを予約し、行くのが嫌だから本社に作ってしまったんだよ」説明している緒方さんも聞いている僕も爆笑!
次に紹介されたのが臼田専務。「宇都宮さんはM&Aの仲介会社をつくりたいそうで、投資家を探しているそうだが・・・」と緒方さんが紹介するや否や「ダメ、ダメ、僕はもうお金が無いんだ!」と断り文句の繰り返し。会長室に戻るエレベーターの中で緒方さんが「臼田は公開して富みを掴んだため投資のお願いばかり。大学の先輩が競走馬を持っていたんだが、ぽっくり無くなりお願いされて馬主に。」いやいや引き継いだが、馬主になったものの相当お金がかかり頭を悩ます日々が。
しかし、予期せぬ幸運が、なんとその馬がG-1で優勝。優勝賞金も入ったが
「本人は馬にはぜんぜん興味無かったから、G-1で優勝したその馬、売ってしまったそうだ。G-1で優勝した競走馬を売った投資家で彼は有名人なんだよ」に緒方さん、僕も爆笑!
創業者はいつもこのように物語を持っているものです。
%E3%83%AD%E3%82%B4.jpg     りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」     
                   創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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