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ふたつの私小説
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連休中、仕事を早めに終わらせオフィスの隣にある日本橋丸善でふたつの本を買った。この頃読みたいと思う新書がないなかで購入したのが、「昭 田中角栄と生きた女」佐藤あき子著と「雑巾がけ、小沢一郎という試練」石川知広著。
身近な二人の人物を通して、田中角栄と小沢一郎の人物像が良くわかる私小説かもしれないが下手な評論家評、小説より格段面白かった。「昭 田中角栄と生きた女」は幼少の著者と田中角栄との写真がふんだんにあり小さい頃母親の実家のある新潟県柏崎の鯨波の海岸で撮った写真が印象的。信州生まれの僕も夏の海水浴では鯨波に毎年よく行ったからかもしれない。「雑巾がけ、小沢一郎という試練」石川知広著を読んで小沢一郎と秘書との距離、人物像がこれほどわかるものはないと実感した。
娘、秘書というふたつのレンズを通して観た私小説とも読めるが、その日一気に読み終えても暗い気分にならなかった。
今年、佐藤あき子氏が何十年ぶりかに訪ねた鯨波の海岸には近くの母親が泊まった旅館からトンネルをくぐる記載があり、僕自身もああそうだったなと思い懐かしくもあった。
田中角栄、小沢一郎評価の分かれる政治家だがふたつのレンズは純粋なものだ。
%E3%83%AD%E3%82%B4.jpg     りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」     
                   創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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