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カキフライ定食と同族経営
日本橋室町に牡蠣フライの美味い定食屋さんがある。ファミリーで切り盛りし、開店前にはオヤジさんは準備をおえカウンターでお茶を飲み、娘さんは邪魔だといつも怒っているほほえましい店。
10年以上ぶりに訪問先が近くだので寄り、大好きな牡蠣フライ定食を注文した。職人肌のご主人はなくなり、おかみさんが若い海外の料理人に指示を出すのだが、こらえきれず、自分で厨房の中に入り、作業をしている。客の注文を小気味よくさばいていた娘さんも今はいない。
ふと、先週、4年ぶりに訪問した優良な中小企業を思い出した。2代目は、宇都宮さん、IPOもしない、海外企業にも当面は売らない。後継者の息子の成長を観ながら暫くは、同族経営でいくとの発言。
後継者のいない大正時代からの創業の街の定食屋さんでやはり美味しくなくなった牡蠣フライをほうばりながら同族経営を考えさせられた。
2014.11.13.JPG
SOTOKU    創徳企業情報(M&A仲介) 代表取締役社長 宇都宮徳治
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