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2017.07.31
布良(阿由戸海岸) 青木繁
週末、青木繁が描いた「海の幸」の布良(阿由戸)の海岸にスケッチをしに行った。夏空で遊泳禁止の赤い旗が高く立てられているが、サーファーが波を上手くつかまえている。100年前この海岸をモチーフに青木繁は「海の幸」を描いた。日曜美術館で天才画家青木繁が放映がされ観たが良い企画で見応えがあった。パリでも評価が高い。不朽の名作だから勿論のこと驚きはしないブジリストンの本社建替えで現在、フランスの美術館で巡回中だが不遜の天才青木繁は「どうだ」とほくそ笑んでいる。番組で青木繁の故郷、久留米も写されていたが、僕の好きな久留米出身の若手俊英画家、吉武弘樹さんが言っていた久留米はいまもこんなのどかな故郷かとの感慨が。彼の描く初期の作品「帰郷」そのもの世界。「海の幸」製作中の青木繁が投宿先の小谷家から友人に出した葉書きのなかに「いずれ、東京に帰ってからごらんにいれるまで黙っていよう・・・」と高揚した文面があるが何年か後、吉武弘樹さんから同じようなメールが届く日がくる。

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(布良、阿由戸の海岸)
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