宇都宮ニュースUtsunomiya_news

2018.03.06
老欅荘
週末、梅を観に老欅荘に行った。お茶会で入室ができないでいると、「もう何年も東京からお越しいただいておりますね」「ありがとうございます」と言われ松永記念館の2階にレプリカだが国宝「釈迦金棺出現図」と原三渓から譲り受けた宇治平等院の古材がありお見せいたしますと入室させていただいた。
昭和23年、老欅荘に居を移す前、柳瀬山荘(茶室)と収集したコレクションを東京国立博物館に寄贈した。
益田鈍翁、原三渓とともに耳庵(松永安左ヱ門)は日本近代三茶人として名を残した。昭和36年に国と争って手にいれた「釈迦金棺出現図」を見入る耳庵の当時の写真があるが文字通り「まかり通る人」だ。最終的には文化庁に寄贈された。
ビジネスマンのスタートの3年目、明け暮れるノルマの世界に同期も皆、証券界をさり、自分としての漠然とした大きな不安のなかで読んだ、小島直記の本、松永安左ヱ門にながい空白を経て毎年この時期に出かけて逢う。思う存分我がままに生きた人生は大好きだ。
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