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2019.01.10
朝の啓示 歌川広重 安藤広重
歌川広重と安藤広重 脳の中で混雑していた。ここ数年安藤(歌川)広重が描いた立石によくスケッチに行く。ぼんてん(岩場)から観る葉山、江の島、その向こうの丹沢・箱根・伊豆そして富士山。すっかり安藤広重の目が自分の目に置き換わっていた。朝、事務所に入る前に日本橋高島屋のショウウインドウの葛飾北斎に心が打たれ今朝、安藤広重の亀戸の梅図から呼び止められるように釘づけになった。象徴的な図案はこの型かもと。ほれぼれするような梅木のデザイン。横溝正史の映画を一点で表せと言ったらこの梅木のような人が池に逆立ちで陥没しているあの光景。
ずっと立ちながら見入っているとガテン系のおじさんが隣にまた来て、歌川広重ではなくて安藤かと確認するように仕事場に行った。そうだ、浮世絵最強列伝展の招待券があるんだ と気が付き事務所に急いだ。
さあ、きょうも仕事だ。
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