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2019.04.03
イノベーションのマネージメント
柴田友厚氏の「ファナックとインテルの戦略」工作機械産業50年の革新史を刺激的に読んだ。この本の最後に柴田氏は日本はこれから何を作るのかと問いその答えを述べている。インテルのMPU事業の成功については去年亡くなった創徳の顧問も長年して頂いた佐々木正先生（元シャープ副社長）から貴重な話を聞いた。インテルとの幹部との会話のなかで佐々木正先生と同席したシャープ研究所の奈良女子大の数学専攻の女性研究者がMPUの概念のほうを後押しDRAM事業からの転換期を模索していた悩み多き時期のインテルを一躍飛躍につながった話。佐々木正先生によるとシャープも液晶事業の次の柱になった可能性もあり、一大イノベーションの芽を逃した話など。
自動車の自動運転開発の主導権問題、中国製造2025など取り上げながら日本のこれから突き進むべき姿を長年観てきた工作機械業界の技術革新史から述べており、昼に日本橋丸善で何気なく手にし、帰りの地下鉄のなか、就寝前に一気に読み今日は眠い。

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