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2023.05.29
古事記撰録者 太安万侶(おおのやすまろ)

1976年(昭和54年)1月20日朝、奈良市此瀬町の農家で茶畑の整理をしていたところ、木簡が発見された。さらに人骨の間から長さ29センチ、幅6センチ、厚さ1ミリの銅板が見っかった。銅板には41文字の銘文が刻まれ、内容から太安万侶の墓誌と判明した。銘文には「左京四条四坊 従四位下 訓五等 太朝臣安麻侶 以癸刻年七月六日卒之 養老七年十二月十五日乙巳」とあった。火葬された安万侶の骨を診断した結果小柄な体格で、歯の一部歯槽膿漏があったという。あまり頑強なタイプではなかったらしい。(古事記、武田知宏編)

 

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