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2020.09.08
長谷川利行、熊谷守一、マチス
2年ほど前渡良瀬川が流れる足利市立美術館で開催された「長谷川利行展」に車で出かけた。惹かれて結局6回ほど行った。観たい作品がほぼ出そろい至福の時を過ごした。「荒川風景」鐘紡の煙突がある。さっさっと長谷川利行は描いた。熊谷守一の家に行き、お子さんを連れ散歩。わざとどぶに落ちて熊谷守一の奥さんから守一の新調の浴衣を着せてもらいそのまま退散。後日、展覧会で熊谷守一とバッタリ会うと、長谷川利行はその浴衣を着ていて、浴衣の袖をひらいて、頂いたものですと。純粋で茶目っ気。それを熊谷守一も好として。三河島の路上で生き倒れ、養育院で引き取りてもなくこの世を去る。30年後に上野不忍の池に建てられた長谷川利行碑は熊谷守一の揮毫。前後して熊谷守一展でマチスの風景画に刺激された熊谷守一の作品を観た。長谷川利行のフォービズムを熊谷守一が認め、その熊谷守一はフォービズムのマチスの影響を受けた時期がある。長谷川利行の荒川風景は僕にとり最高に好きな作品。
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