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2022.09.16
世界史の構造的理解 長沼伸一郎

ジョージフリードマンの「100年予測」を読んでいる感覚。鉄砲伝来からわずかな期間でヨーロッパ以上に鉄砲の量が多かった日本。しかし日本では銃の保持の習慣は根ずくことは無かったこと、日本の国難にいつも突如として現れる理数系武士団、適塾の大村益次郎は蘭学者から軍隊の設立にかかわり、プーチンのウクライナとの戦争、と今後を予測している第二次世界大戦はドイツとロシアの戦争から始まったこと、スターリングラードは前哨戦でその後のクルスクの戦いで本番。三体問題から逃げた現代思想。ニュートンの微分積分の発見がイスラム文明を打ち負かしヨーロッパに主導権が、地政学的に見て中国は帝国化する運命、イギリスとアメリカの地政学は違う、西欧が歴史の中で経験した2度のコラプサー化、環境問題だけで滅びた国はない、・・・100年予測、ヨーロッパ炎上でコロンブスの以前の船乗りがアフリカ近辺で出かける記述で当時、それを夢見た。そして、エルサレムからの距離が生み出す日本の特殊性のなかでの世界地図に深夜、脳が強く反応したのだろう。大航海で舟に乗り島々を冒険している自分がいた。数理物理学者が書いた刺激的な本。

長沼伸一郎世界史の構造的理解

PHP研究所2022年7月4日初版

 

ジョージ・フリードマン100年予測早川出版2009年10月10日初版

米国で2009年1月に刊行された。2022年のウクライナ情勢、ロシア、中国の姿が予測されている。

 

ジョージフリードマン新100年予測ヨーロッパ炎上早川書房2015年7月20日初版

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