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2024.02.26
菊山武士(きくやまつよし)講義録 文人画

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菊山武士先生の個人教授風景

書の個人授業を受けている時、中国の歴史で画と書を描く人でどちらが評価されているのですかと聞くと、画より書の人。それよりも評価の高い人は文人画を描く人。蘇東坡など。日本でも与謝蕪村、池大雅など。そして富岡鉄斎については白熱した講義が。

その時は、書も習いたてで、ぼんやり思ったが。佐久間像山の水墨山水図が染み抜きされ半年ぶりに出来上がり、菊山武士(きくやまつよし)先生が村田表具店から大切に持ってきてくれた。松代藩で蟄居中に描かれたその山水図に書かれた讃の内容も菊山武士先生が意訳してくれた。佐久間像山はそんな意味合い、心持でこの山水画を描いたのかと。京都で暗殺される前のこと。わが郷里、松代藩の偉人は時代の中でまだ過小評価。

京都大学所蔵、信濃美術館所蔵、と去年偶然にも目に留まり、手元に収めた、佐久間像山の山水図。毎日、佐久間像山の心の内に。

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