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2024.03.28
安井曾太郎パリ留学時代

1914年パリ時代の45点の一点。安井曾太郎 風景油彩10号

第一次世界大戦が始まると、安井曾太郎はイギリス経由でパリ留学時代に描いた45点の作品とともに、8年ぶりに帰国した。翌年44点の作品を二科展に出品、絶大の評価うぃうける。27歳。安井曾太郎は特に気に入った作品は生涯手元に置いた。展示された作品は非売品が多かったが、パリ時代の風景画は当時、日本橋三越で夏目漱石が気に入り、風景画「麓の町」を即座に一点、そして夏目漱石を案内した、漱石三四郎のモデル、小宮豊隆が2点購入した。風景画「山間の小さな町」「1913年制作「赤き屋根」。パリから帰国後、安井曾太郎は10年ほどスランプに陥るが、19歳から26歳のパリ時代の作品は、アーテゾン美術館に2点ほど。セザンヌ、ピサロを尊敬していた安井曾太郎の個性が出ている。

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