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2024.04.02
江副浩正 忘れられた創業者

江副浩正著「かもめが翔んだ日」2003年10月30日第一版

 

「江副浩正さん?」「どんな方ですか?」「リクルートはご存じ?」よく知ってます。あぁ、江副さんて創業者なんですね。海外の有名大学でMBAを取得し、コンサル会社からファンドに転職。時代の花形の金融にいる若者もリクルートは知っているが、創業者の江副浩正さんを知らない。もう遥か以前に初代環境庁長官、防衛大臣を歴任し、今は政界を引退したA先生に江副さん、奥さんを紹介された。バブル期の象徴として取り上げられたリクルート事件。平成、令和とその後設立されたベンチャー企業のなかでリクルートが情報化の時代をいち早く具現化した一番のベンチャー、企業だと思う。バブルとともに時代が経った。

江副浩正さんの株は当時、最後の勢いがあった、ダイエイの中内さんが約400億で買い取り、膨大な負債はそのまま。残ったリクルート生え抜きの幹部、社員はこれを乗り越え現SEOの出木場さんは米国のベンチャー、インデードの買収を提案、言い出しっぺが買収からその後のマネージメントを。今日のリクルートの大きな事業の柱に。リクルートの売り上げ比率も国内と海外が逆転。なかなか分かりにくい事業領域だが、時価総額は任天堂、江副浩正氏を遠ざけた京セラを遥かにしのぐ。江副浩正さんの告別式にはリクルートOBが入りきれず、2回の告別式を開いたと、もう、創業者を知らない社員の弁。リクルート創業者のDNAは健在。

そして、30数年振りのバブル越えの株価。政治も経済も官僚も。過ぎ去ってみれば・・・

 

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