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宇都宮ニュースUtsunomiya_news

絵を見ることについて

セザンヌが画いたサント・ヴィクトアールの山をはげ山だから風水的には良くないと言われ愕然とした記憶がある。本当に良い絵画とは何かと聞かれ、明確な回答は難しい。小林秀雄が確かセザンヌの絵画を自宅で食事の時は、食卓に飾り、また、仕事の時には、書斎まで運び、鑑賞していた評論を読んで、これだと思った。
永くその絵画を観てその時思う自分自身の心の内なる感情が全て。名画とはそのようなものかもしれない。