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2018.11.07
野見山暁治
今年98歳になる。画家　野見山暁治（文化勲章）「人はどこまでいけるか」を読んだ。色のない世界という章のなかで戦争でソ連国境近くまで兵役で行った時、樹の幹と大地とトタン屋根、夜も昼もかすんだ太陽のもとで色の無い世界。そのなかでオレンジ色の凍りついた地面があり靴のかかとで掘り起こすとみかんの皮だった・・・。なにか衝撃的な文章だった。
野見山暁治さんの本は全部購入、読破済みサインも頂いた。去年表参道ヒルズでの個展には糸島から東京に来られ講演の後、ＪＲ原宿駅から歩いてこられ3階の会場まで階段で息も切らず現れたのにはびっくりものだ。2年後の100歳記念の個展があるそうな。楽しみだが僕の欲しい作品は戦争から戻られた時、地元炭鉱を描かれた作品。これは欲しい。


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