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2019.04.04
桜のこと　宮沢賢治イーハトーブ

妹が東京で入院の時、1年ほど宮沢賢治は上京していた。上野公園にあるこの建物は国立博物館の資料館。桜の頃、ここから外套姿のいがくり頭の宮沢賢治が出てくるのをなんども僕は観ている。何かを考えながら。ここは宮沢賢治の東京のイーハトーブと僕はかってに呼んでいる。 けふのうちに　とほくへいってしまふわたしのいもうとよ　みぞれがふつておもてはへんにあかるいのだ （あめゆじゅとちてけんじゃ） うすあかくいつそう陰惨な雲から　みぞれはびちょびちょふってくる （あめゆじゅとちてけんじゃ）　　　永訣の朝

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