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2022.02.28
エマニュエル・トッド シャルリとは誰か?

日経新聞竹内康雄記者のインタビューが日本で紹介され、それがAFP通信社の東京支局によって要約され、パリに逆輸入する形で報道された。私の態度はフランスでは極めて異端的と受け取られましたが、AFP通信社の記事は私に贈り物をしてくれた。その記事は、私の態度が、他社の宗教を頭から批判することに消極的な日本の態度に近いということを示唆するフレーズで締めくくられていたのです。かくして私は、フランスの思想論争劇場の舞台に独りぼっちではなく、一憶3千万人の日本人に暗黙のうちに支持されているかのような形で再登場したのです。その時私は、自分にとって日本が何であるかを意識しました。日本は私にとって、知的な足場の一つであり、心理的な安定の拠り所なのです。フランス語原典は2015年5月に出版。本書は2016年1月20日初版。2017年には第五版が出されている。人種差別と没落する西洋がサブタイトル。再読するが重たい本。

エマニュエル・トッド シャルリとは誰か?文春新書

 

 

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