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2024.03.01
佐久間像山 山水図 讃

予雖不学画、然讀古今画論亦多、而平日心頗識其得失、及手腕不奉心君之命。其拙陋極可咲也。
東坡云、凡有見於中而操之不熟者、平居自視了然、而臨事忽焉喪之、信信然然

わたしは、画を学んでいないけれども、古今の画論を多く読んでいる。また画の良し悪しをよく理解している。筆を執って、紙に臨むと、手腕が心のままに運べなく、その拙さ・醜さを表してしまった。極めて笑うべきものなり。
蘇軾(蘇東坡)の竹を描く心得に、有名な言葉がある。
おおよそ、心の中でわかっているつもりでも、熟練していない限り、竹を見て描けそうでも、実際描いてみると、忽ち分からなくなってしまう。
この画を描いてみて、蘇軾のこの言葉がよく分かった。(菊山武士 意訳)

 

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