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2016.11.24
バブル 永野健二

サブタイトルは日本迷走の原点 住友、興銀、野村、山一・・・日本を壊した「真犯人」は誰か すっかり記憶の向こうに行ってしまったバブルを描いている。

取材する日経記者とされる当事者の距離感とともに、バブル(1980年~1989年)のあの得体の知れない高揚感がよみがえる。僕自身、30代当時、M&A部隊で懇意にしていた日経、流通経済部のT記者(いまは名編集委員)とも緊張した関係でM&Aのスクープを抜いてもらっていた。もう30年近くになる付き合いになるが時たま来るツイッターは彼の愛犬の写真投稿ばかり。もうお互いそうゆう年齢なのかと。

いずれにしても、永野健二 「バブル」は鬼籍に入った人が多く、このようにリアルに書ける。読み終わったあとにも本棚の隅で永く置かれる本。

 

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