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2015.09.18
宮沢賢治
小学5年の時、郷土史の勉強のいっかんで信州の塩尻、諏訪の旅行があった。楽しい、旅行が終わると担任の国語の先生は原稿用紙100枚の作文を期日を決めて出すようにみんなに言った。当日、クラスのみんながブーブー言い、誰ひとり出さないなか、僕は出した。塩尻の平出遺跡のコバルト色の泉はパウル・クレーの絵画を観た時と同じ感動、精密工業の町、諏訪湖では見学のあと、片倉館に泊まり、玉砂利がしかれ立って入る千人風呂に驚いた。同じ信州の北信の小学生としてびっくりすることばかり。みんなそれらを挿絵にして原稿用紙にはりつけた。あっというまに100枚になった。
それほど好きな担任ではなかったが、たった一人良い子でいたいのでなく、11歳の目に映った楽しこと、興奮したことがそうさせた。
国語の担任はいつも黒板の上に大きな字で書いた、宮沢賢治の「雨にもマケズ」を生徒みんなで唱和して授業が始まった。昨夜、宮沢賢治のよだかの星を少し読んで深い眠りについた。
2015.9.18
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